初心者向け

n8nテンプレート投稿と審査

n8n の公式テンプレートに、自作のワークフローを3本出して、3本とも承認されました。公式の Creator hub と提出ガイドラインに書かれていること(一度に1本、3本で認証済み、有料テンプレートの条件)と、筆者の3件の記録(提出から承認まで1〜2日、AI の確認、英語版を出した理由、提出前の確認、機械翻訳で名前が変わる件)を、確認していないことも含めて書きました。

動作確認: — n8n Creator hub と提出ガイドライン(公式、2026年10月9日に確認)

n8n の公式サイトには、利用者が作ったワークフローを、テンプレートとして公開できる場所があります。筆者は、自分で作った3本を出して、3本とも承認されました。3本目が承認された時点で、投稿者のページに認証済み(Verified Creator)の印が付きました。

この記事は、これから出してみたい人が、何を想定しておけばいいかの記録です。公式が書いていることと、筆者の3件で起きたことを、分けて書きます。

先に結論です。

  • 公式の Creator hub によると、認証前は、一度に出せるのは1本だけ。前の1本が承認されたら、次を出せます
  • 承認が3本になると、認証済みの投稿者になります。 最大4本をまとめて提出でき、バッジ・専用の Discord チャンネル・有料テンプレートの公開が付きます
  • 筆者の3件は、提出から承認まで、1〜2日でした。いつもそうとは限りません
  • 提出の画面で、AI が説明文を書いてくれます。筆者の3件では、内容は実際の動きと合っていました
  • 承認されたのは、筆者が作り直した英語版です。 このサイトで配っている日本語版のファイルは、審査を受けていません
  • 4本目は、「基本的すぎる」として公開されませんでした。 却下の理由は、付箋ではありませんでした(詳しくは、筆者の3件の記録の節)
未認証の投稿者・一度に出せるのは1本だけ・前の1本が承認されるまで、次は出せない承認が3本認証済み(Verified)・最大4本をまとめて提出・認証済みのバッジ・専用の Discord チャンネル・有料テンプレートを公開できる筆者の3件:提出から承認まで、1〜2日10月3日・5日・6日に提出し、5日・6日・7日に承認を確認(3本目で認証済みに)出典:n8n Creator hub(公式)。日数と日付は筆者の記録
段階と特典は、公式の Creator hub の記載。承認までの日数は、筆者の3件だけの記録で、いつもそうとは限らない。

公式が決めていること

n8n の公式の Creator hub(Notion のページ)と、その中の提出ガイドラインを、2026年10月9日に読みました。

段階と特典

  • 未認証の投稿者は、一度に1本ずつ提出できます。前のものが承認されてから、次を出せます
  • 承認されたテンプレートが3本になると、認証済みの投稿者になり、最大4本まとめて提出できます
  • 認証済みになると、次が付きます:専用の Discord チャンネル(製品チームに直接つながる)、Web サイトの認証済みバッジ、有料テンプレートの公開

提出の流れ

公式は、4つの手順を挙げています。

  1. ワークフローを作る(先に、提出ガイドラインを確認する)
  2. JSON のファイルとして書き出す
  3. 詳しい説明を書く(何をするものか、どう設定するか。公式にひな形がある)
  4. 投稿者のアカウントで、Creator Dashboard から提出する

提出ガイドラインの要点

ガイドラインのうち、実際に効いたものを、筆者の言葉で整理します。全文は、公式のページで確かめてください。

  • 付箋(Sticky note)は必須。 細かい決まりは、次の「付箋のガイドライン」に書きます
  • ノードの名前を、用途が分かる名前に付け直す
  • 認証情報を HTTP Request ノードに直接書かない。 自分の ID・メールアドレス・チャンネルなど、個人を特定できるものも、消します
  • 利用者が設定する値は、Set ノードにまとめる
  • 説明は、英語で、Markdown(HTML タグは使わない)。タイトルは、「動詞+対象+to / on / in / from+場所」の形で、絵文字などの派手な言い方は避ける。説明は200語ほど
  • 説明の節は、「誰向けか」「どう動くか」「設定のしかた」「必要なもの」「カスタマイズのしかた」が目安
  • してはいけないこと:他人のテンプレートの盗用や転売(アカウントが停止される)、手間をかけていない低品質のもの

付箋のガイドライン

付箋には、別のガイドラインのページがあります。承認されるテンプレートには、次が必要だと書かれています。

  • メインの説明の付箋を、ちょうど1枚。 黄色、キャンバスの左上、100〜300語。### How it works と ### Setup の見出しを含めます(### Customization は任意)
  • 4ノード以上のワークフローには、区分の付箋が必須。 ノードのまとまりに、見出しを付けるものです。白(ダークモードでは灰色)、50語未満で、複数のノードを覆う大きさにします
  • 警告の付箋(赤、1つのノードだけに掛ける)と、動画の付箋は任意です

有料テンプレートの条件

ガイドラインには、有料のテンプレートについて、次のように書かれています。

  • 有料のテンプレートを出せるのは、認証済みの投稿者(3本以上の質の高いテンプレート)
  • 購入後に、確実に届けること。入金の確認と、テンプレートを渡すことは、投稿者自身の責任
  • 購入者が、あとからも受け取れる状態を保つこと
  • 届けられないと、アカウントの停止などになることがある

筆者の3件の記録

3本とも、お店の問い合わせ対応を、n8n と Claude で自動化するものです。

順番 内容 提出 承認を確認
1本目 LINE の問い合わせに、AI が返信案を作り、担当者が Gmail で承認してから送る(記事) 10月3日 10月5日
2本目 Gmail の在庫・来店の問い合わせに、AI が返信の下書きを作る(記事) 10月5日 10月6日
3本目 LINE の問い合わせに AI が即答し、残りは Slack のスレッドで担当者が返す(記事) 10月6日 10月7日

提出から承認まで、3件とも1〜2日でした。承認の日付は、提出の画面で承認を確認した日です。

英語版を作り直して出した

公式のテンプレートは、英語の説明とタイトルが前提です。そこで、このサイトで配っている日本語版を、英語に作り直して出しました。承認されたのは、その英語版で、記事で配っている日本語版のファイルは、審査を受けていません。

提出の画面で、AI が説明文を書いた

提出の画面では、AI の確認が、タイトル、概要、仕組み、設定手順の文章を、自動で書きました。筆者の3件では、内容は実際の動きと合っていましたので、そのまま使いました。

一方で、AI は、付箋の文面についても「改善案」を出しました。付箋は、受け入れずに、自分で書いたまま出しました。

付箋は、3件とも同じ形ではなかった

筆者の書き出したファイルを見直すと、付箋の形は、3本で違っていました。

  • 1本目と2本目:説明の付箋が1枚(黄色、左上)と、手順ごとの白い付箋。ガイドラインの形に近いものです
  • 3本目:説明の付箋が、緑ともう1色の2枚で、区分の付箋はありません。ガイドラインの形とは違いましたが、承認されました

3本目の提出の時点で、付箋のガイドラインがどう書かれていたかは、確認していません。付箋の基準が、どこまで厳しく見られるかは、筆者の3件からは分かりません。 4本目も、この形に沿っていない部分がありましたが、4本目の連絡に付箋への指摘はありませんでした(次の節)。5本目は、審査中です。

4本目は、「基本的すぎる」として公開されなかった

4本目は、返信が遅れている問い合わせを Slack で知らせるテンプレート(10ノード、AI は使わない)です。ポータルの表示が「Implement changes」になり、メールで、公開しないと連絡が来ました。理由は、「現状では基本的すぎて、公開の基準に届かない」でした。初心者向けなら、YouTube の解説を録画して、付箋に埋め込む形にしてはどうか、という提案も添えられていました。

  • 付箋の直しを求める内容は、メールに書かれていませんでした。 筆者は、付箋が理由だと予想して、直した版を用意していましたが、見当違いでした
  • 承認された3本は、33・19・48ノードで、AI を使うものです。4本目は、10ノードで AI を使いません。ただ、「基本的すぎる」が、ノードの数、AI の有無、扱う問題の大きさのどれを指すのかは、メールに書かれていなかったので、ノード数が理由とは言えません(筆者の推測です)
  • 公式の提出ガイドラインにも、「手間をかけていない低品質のものは公開されない」とあります。「基本的」の基準は、そこには書かれていませんでした

一度に出せるのは、1本だけだった

1本目の審査中は、2本目を受け付けてもらえませんでした。ガイドラインの「未認証は一度に1本」と一致しています。3本出すのに、順番に待つ必要がありました。

画面を機械翻訳すると、名前が変わる

ブラウザの自動翻訳を入れたままだと、審査の画面で、「Claude Haiku 4.5」が「クロード俳句 4.5」と表示されました。機械翻訳の結果は、固有名詞を見分けられません。 画面の内容を確かめるときは、翻訳を切ったほうが安全です。

提出前に、筆者がやったこと

これは、公式の要件ではなく、筆者の手順です。

  1. 書き出した JSON から、認証情報、表の ID、チャンネルなど、環境固有の値を取り除く。
  2. 自分の名前、メールアドレス、ID が残っていないか、文字列で検索して確かめる。
  3. 別のワークフローとして取り込み直して、警告を見る。 表やチャンネルが空のところにだけ警告が出るのは正常です
  4. 取り込み直したときの見た目も見る。 4本目のテンプレートでは、説明の付箋が、最初の2つのノードに重なって、文字が途中で切れていました。付箋の位置と大きさを直してから出しました

付箋が、ノードに重なっていた件は、画面を見るまで気づきませんでした。書き出した JSON を、実際に取り込んで、目で見ることを、おすすめします。

その後:続けて提出した4本も、承認された(2026年10月13日に追記)

認証済みになってから、4本を続けて提出しました(LINE×Slack の学習する窓口、LINE の多言語の窓口、Chatwork の記録、そして、記事にしていない、問い合わせの履歴から答える RAG のテンプレート)。4本とも承認され、n8n の画面では、公開の日付が、4本とも2026年10月12日と表示されています。 公開済みのテンプレートは、これで7本です。

  • 10月10日に出した3本は、公開の日付が2日後でした。RAG のテンプレートの提出日は、記録が残っていないので、日数を書きません
  • 4本とも AI を使います。そのうち3本(学習する窓口、多言語の窓口、Chatwork の記録)は、AI の出力をコードで確かめる作りです。4本目に公開されなかった10ノードのテンプレート(AI を使わない)との違いが、承認に関わったのかは、分かりません。4件という数では、傾向とは言えません
  • 4本をまとめて出せたのは、認証済みになって、最大4本までの枠が使えたからです(公式の記載のとおり)
  • 4本の閲覧数は、公開の直後で、まだ0でした

さらに4本(2026年10月16日に追記)。 続けて、議事録、領収書とカード明細の突き合わせ、法令の改正の見張り、外貨の為替の確認の4本を出し、4本とも承認されました(n8n の画面での公開の日付は、2026年10月15日)。公開済みは、11本です。

  • 4本のうち1本(外貨の為替の確認)は、AI を使いません。 外部の為替 API とコードの計算だけのものですが、承認されました。前に公開されなかった10ノードのテンプレート(AI を使わない)と比べると、「AI を使わないこと」自体が理由ではなかったようです(ただし、1件ずつの比較です)
  • タイトルは、4本とも n8n 側で書き直されていました。 例えば、議事録の「Turn meeting transcripts into minutes with evidence quotes checked by code」は、「Write checked meeting minutes with Claude, Google Sheets and Slack」になっています。使っているサービスの名前を並べる形に、そろえられているように見えます(4件からの推測です)

さらに4本(2026年10月19日に追記)。 その次の4本として、週次の Search Console レポート、営業日で数える契約の期限の見張り、天気の通知、地震の安全確認を出し、4本とも承認されました(n8n の画面での公開の日付は、2026年10月19日)。公開済みは、15本です。4本の閲覧数は、公開の直後で、まだ0でした。タイトルは、この4本も n8n 側で書き直されていました。

承認1本、見送り3本(2026年10月20日に追記)。 2026年10月19日に出した4本の結果です。

テンプレート 結果
請求書の下書き(Claude は誰の何月分かを読むだけ、金額はコード) 承認。タイトルは「Create invoice drafts from chat or forms with Claude and Google Workspace」に書き直されていた
日程調整(Claude が条件を読み、コードが空き時間を計算して、予約の直前にもう一度確かめる。28ノード) 公開されなかった
PageSpeed の週次チェック(Claude が直し方を解説) 公開されなかった
自動化の診断書(認証の期限と使われ方の報告) 公開されなかった

公開されなかった3本の連絡は、1分の間に、同じ定型文で届きました。理由は、4本目のときと同じ「現状では基本的すぎて、公開の基準に届かない」と、YouTube の解説を付箋に埋め込む提案です。

  • 前の見送りのあと、「AI を使わない、小さいものが基本的と見られたのかもしれない」と考えていましたが、日程調整は28ノードで、AI とコードの確かめを含みます。「基本的すぎる」が何を指すのかは、なお分かりません
  • 3本が同じ文面だったので、1本ずつの理由が別にあったのかも、分かりません。似たテンプレートがライブラリに多い題材(日程調整、ページ速度の計測)だったことが関係したのかもしれませんが、推測です
  • PageSpeed の週次チェックと自動化の診断書は、このサイトの記事で配っています。日程調整は、まだ記事にしていません
  • 公開済みは、16本です

さらに2本(2026年10月21日に追記)。 2026年10月20日に、Google スライドを作る2本を出し、2本とも承認されました(n8n の画面での公開の日付は、2本とも2026年10月20日)。公開済みは、18本です。

テンプレート n8n 側で書き直されたタイトル
月次報告のスライド(Claude は何月分かを読むだけ、数字はコード。AI のまとめの数字もコードが照らす) Create monthly sales report slides from Google Sheets with Claude and Google Slides
Slack のスレッドから会議用のスライド(Claude が書いた項目ごとに、根拠のメッセージをコードが照らす) Create meeting brief slides from Slack threads with Claude and Google Slides
  • 月次報告は、売上以外の表(問い合わせの件数、経費など)にも使える作りにして出しましたが、タイトルには「sales」が付いていました。サンプルが売上だったからだと思いますが、推測です
  • 前日に見送られた3本と比べて何が違ったのかは、分かりません

認証済みになって、変わったこと、変わらないこと

  • 変わったこと: 4本目と5本目を、前の審査が終わる前に、続けて提出できました(公式では、認証済みは最大4本をまとめて出せる)。投稿者のページに、認証済みの印が付きました
  • 変わらないこと: 公開して間もない3本の閲覧数は、まだ0でした(10月7日の時点)。印が付いても、使われるかは別の話です

認証済みの印は、このサイトでも、承認された記事に「n8n 公式テンプレート承認済み」として付けています。n8n が、内容を保証するものではありません。

確認していないこと

  • 読んだのは、Creator hub、提出ガイドライン、付箋のガイドラインの3ページです。 説明のひな形のページは、読めていません
  • 有料テンプレートの手数料、入金の仕組み、実際の販売は、確かめていません。筆者は、まだ出していません
  • 審査の基準は、4本目の1通のメールからしか分かりません。 公開されなかった理由が「基本的すぎる」で、それが何を指すかは、メールに書かれていませんでした。承認された3本の共通点を、基準と言い切ることもできません
  • 審査を、AI と人のどちらが、どこまで行っているかは、画面の表示から推測しているだけで、公式の説明は読んでいません
  • 承認までの日数(1〜2日)は、筆者の3件だけです
  • ガイドラインは、更新されることがあります。この記事は、2026年10月9日に読んだ内容です

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