2026年10月25日 更新
No hype. Just runs.
その手作業、どこまで自動化できるか。
議事録、経費の記録、領収書の突き合わせ、お客様の問い合わせ。毎日の手作業を、n8n と AI でどこまで減らせるかを、実際に動かして確かめた記録です。どの実例にも、人の手間がどう変わるかと、それでも人に残ることを書いています。
- 18本が n8n 公式テンプレートとして公開
- どれも実際に動かして確かめた
- うまくいかなかったことも書いている
業務効率化の実例
経理・事務打ち直し、突き合わせ、計算の手間
- 請求書の下書きを自動作成n8n 公式Before月末に、客ごとに、その月の明細をシートから拾い出すAfterChat・Slack・フォームで「Aoba の9月分」と頼むと、PDF を添付した Gmail の下書きまで出来る
- freee の見積書を自動で下書きBefore依頼メールを読みながら、freee の見積書の画面に、品目と数量を打ち直すAfter依頼メールが届くと、freee に見積書が「送付待ち」でできている
- freee の請求書を自動作成Before発注のメールが来るたびに、見積書を開いて、同じ明細を請求書にもう一度打つAfter発注メールが届くと、見積書をもとに、freee に請求書が「送付待ち」でできている
- freee の督促を下書きBeforefreee で、期日を過ぎて入金のない売上を探すAfter毎朝、期日を過ぎた売上を探し、お客様ごとにまとめる
- 領収書とカード明細の突合n8n 公式Before届いた領収書の PDF を開いて、店名・日付・金額を表に打ち込むAfterPDF が届くと、店名・日付・金額・明細が読み取られ、確認されて表に入る
- Chatwork の記録をシートへn8n 公式Before経費や売上をメモやチャットに書き、あとで表に1行ずつ打ち直すAfterChatwork に「#記録」から書くだけで、日付・金額・科目・メモに分かれて、表に1行入る
- 外貨決済の為替チェックn8n 公式Before外貨の決済ごとに、その日の為替レートを調べるAfter明細を貼るだけで、行ごとに、期待額・実際のレート・上乗せの割合と金額が出る
- 引用つきの議事録n8n 公式Before会議のあと、録音や文字起こしを見返して、決まったことと ToDo を書き出すAfter文字起こしをフォームに貼るだけで、要約・決定事項・担当者つきの ToDo・未解決の疑問ができる
お客様の問い合わせ調べて、書いて、返す手間
- LINE×Slack 問い合わせ対応n8n 公式BeforeLINE の管理画面と Slack を行ったり来たりして、問い合わせを読み、社内で相談し、返信するAfter答えが手元の情報で決まる質問は、AI がその場で返す
- LINE の返信を承認して送るn8n 公式BeforeLINE の管理画面に届いた問い合わせを読み、在庫や予約表を調べるAfterAI が在庫・来店枠を調べた返信案が、スタッフにメールで届く
- LINE 多言語の窓口n8n 公式Before外国語の問い合わせを翻訳アプリに貼って、日本語にするAfter問い合わせは日本語に訳されて、原文と一緒に Slack に出る
- LINE×Slack 学習する窓口n8n 公式Before同じような質問に、毎回、過去のやり取りを思い出しながら、一から返信を書くAfter似た質問への過去の返信をもとにした返信案が、Slack のスレッドに出る(お客様には受付の返事だけ)
- 在庫・来店メールの返信下書きn8n 公式Before届いたメールを読み、在庫の質問か、来店の相談か、それ以外かを分けるAfter在庫・空き枠を表から調べ、データに書いてあることだけを根拠に、返信の下書きを Gmail に作る
見張りと報告見に行って、気づいて、まとめる手間
会議・報告の資料づくり数字を拾って、まとめて、スライドに貼る手間
- 月次報告のスライドを自動作成n8n 公式Before毎月、シートでその月の行を絞り込み、合計と先月比を計算するAfterチャットで「9月の売上報告」と頼むと、数字とグラフの入ったスライドのリンクが返ってくる
- Slack のスレッドを会議資料にn8n 公式Before会議の前に、スレッドを読み返して、決まったことと決めたいことを拾い出すAfterスレッドで @メンションするだけで、会社のひな形に沿ったスライドのリンクが返ってくる
- Slack から PowerPoint を作るBefore会議の前に、Slack のスレッドを読み返して、PowerPoint に打ち直すAfterスレッドで @メンションすると、PowerPoint のファイルがスレッドに届く
新着の記事
freee の公式 MCP を試す
freee の公式 MCP(AI が freee を直接操作する仕組み)を、Claude Code から、freee の開発用テスト事業所で試しました。期日を過ぎた未入金の一覧は、n8n の督促ワークフローと同じ7件・1,415,150円。一方、単価を書かずに見積書を頼むと、過去の見積書から単価を拾い、確認せずに作りました。取引の作成・更新・削除も、承認なしで通りました。許可設定で毎回確認にする方法と、MCP とワークフローの使い分けを書きます。
freee の請求書を自動作成
お客様の発注メールが Gmail に届くと、その見積書をもとに、freee請求書に請求書が「送付待ち」で作られる n8n ワークフローです。AI(Claude)は、発注かどうか、どの見積書か、数量の変更はあるかを、メールの言葉を引用して返すだけです。明細・単価・税率は、見積書からコードが写します。同じ見積書からの二重の請求、番号のない発注、発注ではない質問は止めます。freee の開発用テスト事業所で8件試しました。
freee の督促を下書き
毎朝、freee会計の売上のうち、期日を過ぎても入金のないものを探し、お客様ごとに督促メールの下書きを Gmail に作る n8n ワークフローです。AI(Claude)は文を書くだけで、請求書番号・未入金の額・期日は freee の値とコードが照らします。freee にない金額や、延滞金・法的な言葉が入った下書きは保存しません。送るのは人です。一部だけ入金のあった売上は、残りの額で書きました。freee請求書を使っていなくても動きます。
freee の見積書を自動で下書き
見積の依頼メールが Gmail に届くと、freee請求書に見積書が「送付待ち」で作られる n8n ワークフローです。AI(Claude)は依頼文から品目と数量を読み取るだけで、値段は決めません。単価と税率は、価格表のスプレッドシートからコードが入れます。価格表にない品目や、依頼文に書かれていない数量は、値段なしの「※要確認」の行にします。freee の無料の開発用テスト事業所で5件試し、freee の計算とワークフローの計算は毎回一致しました。freee の API で詰まった3つのことも書きます。
更新
Slack から PowerPoint を作る
Slack のスレッドでアプリを @メンションすると、話し合いの内容を背景・論点・決めること・次にやることの枠にまとめた PowerPoint のファイル(pptx)が、スレッドに届く n8n ワークフローです。pptx はコードが組み立てるので、Google や Microsoft のアカウントは要りません。AI(Claude)には項目ごとに元の発言を引用させ、引用・数字・日付・担当者が会話にあるかをコードが照らします。ただし「金曜までに決めたいです」と言った人が、2回とも担当にされました。n8n 公式テンプレートに提出した英語版の JSON を配布します。
Slack のスレッドを会議資料に
Slack のスレッドの中でアプリを @メンションすると、話し合いの内容を、背景・論点・決めたいこと・次の一手の枠に沿って、会社の Google スライドのひな形に埋める n8n ワークフローです。Claude には項目ごとに根拠のメッセージを引用させ、コードが、引用が会話にあるか、数字や日付がその引用元に書かれているか、担当者が会話にいる人かを照らします。通らない項目は載せず、理由をスレッドに返します。ただし、「テーマを n8n にしようと思います」が「テーマは n8n に決定」に変わるような、数字のない意味のずれは止められませんでした。n8n 公式テンプレートとして承認された JSON を配布します。
月次報告のスライドを自動作成
Google Chat やフォームで「9月の売上報告」と頼むと、Google スプレッドシートの数字から、合計・先月比・上位の項目・グラフの入った Google スライドを作る n8n ワークフローです。Claude が読むのは「何月分か」だけで、数字はすべてコードが計算します。Claude が書く3行のまとめも、中の数字をコードが1つずつ照らします。試したとき、Claude は 24% と 21% を勝手に足して「45%」と書き、コードがそのまとめを差し替えました。売上のほか、問い合わせの件数や経費など、日付と分類と数のある表なら使えます。n8n 公式テンプレートとして承認された JSON を配布します。
請求書の下書きを自動作成
Google Chat、Slack、フォームで「Aoba の9月分」と頼むと、Google スプレッドシートの明細から請求書を作り、PDF を添付した Gmail の下書きまで用意する n8n ワークフローです。Claude が読むのは「誰の何月分か」だけで、そう読んだ言葉もあわせて返させ、コードが依頼文と照らします。金額・税・支払期日・請求書番号はコードが計算し、知らない客、月がない、作成済みの請求書では、何も作らずに理由を返します。送るのは人です。架空の客3社で、フォーム、本物の Google Chat、本物の Slack から試しました。作って見つけた5つの落とし穴と、配布する JSON つき。
更新
設計で、人に残る5つの仕事
生成AI は、設計書のドラフト、SQL やコードの生成、調査、図の作成を、人より速くこなします。一方で、構成を選んだ理由、代替案との比較、リスクの見きわめ、AI の誤りを見抜くこと、顧客の質問にその場で答えることは、人に残ります。設計の仕事を6つの場面に分け、それぞれで AI に任せられることと人が担うことを、このサイトの自動化の実例で実際に起きたことと一緒に整理しました。
エージェントハーネスとは
エージェントハーネスは、AI モデルの外側で、道具・手順・許可・やりとりの記録を受け持つ仕組みです。Anthropic は Claude Code を動かす仕組みをこう呼んでいます。同じ Claude Haiku 4.5 で、n8n の「手順を組む」と「AI Agent ノード」を比べたら、ハーネスが違うだけで費用は約3倍、空き枠があるお客様を断る回も出ました。ハーネスが毎回送っているもの、渡している権限、業務で選ぶ順番を書きました。
AI 導入は、手作業から始める
「AI で何か作ろう」から始めると、AI に向かない仕事まで AI に任せてしまいます。このサイトで作った自動化15本を、手作業から始めて組んだら、5本は AI をまったく使わず、残りの10本でも AI の仕事は「文章を読む・書く・訳す」に限られ、計算・日付・送るかどうかはコードと人が決めていました。AI は今日の日付を知らず、2026年の予定を2024年や2025年と取り出した実測と、始める前に決める4つのことを書きました。
AI に「送る」を任せない設計
AI に「担当者に回して」と指示しても、AI はお客様に「お電話ください」と返しました(店に電話番号はないのに)。このサイトの自動化の実例で、AI の暴走を止めたのは、指示ではなく、送るかどうかを AI の外で決める作りでした。分岐で決める、送るのは人、数字はコードが確かめる。それでもすり抜けた2件と、自分の業務で AI に任せる範囲を決める3つの問いも書きました。