中級向け
n8n Gmail の認証が切れたとき
n8n の Gmail トリガーで、「Access could not be refreshed because the connected account has revoked access, the refresh token expired…」と出るときの直し方(認証情報を開いて再接続)。筆者の環境では、認証が切れても、公開は成功し、2分おきの確認がログに10回失敗したのに、実行の一覧は0件のままでした。直したあとの動き、なぜ切れたかの確かめ方、気づく仕組みを、確かめていないことも含めて書きました。
公開
動作確認: — n8n 2.36.8(セルフホスト、WSL) / Gmail Trigger 1.4(2分おきに確認) / Gmail OAuth2 の認証情報
n8n の Gmail トリガーを動かしていて、メールが取れなくなった。ログを見ると、次のようなエラーが出ている。
Access could not be refreshed because the connected account has revoked access,
the refresh token expired, or the account password or permissions changed.
Open the credential and reconnect it to continue.
直し方は、「認証情報を開いて、再接続する」です。 手順は、下に書きました。
ただ、この記事で、いちばん伝えたいのは、別のことです。
認証が切れても、n8n の「実行の一覧」には、何も出ません。 筆者の環境では、ワークフローは「公開中」のまま、2分おきの確認が失敗し続けて、実行の一覧は0件でした。エラーは、ログにだけ出ていました。画面を見ているだけでは、止まっていることに気づけません。
先に、この記事の限界です。n8n 2.36.8(自分のパソコンで動かすセルフホスト)と、Gmail の認証での1件の観察です。なぜ切れたかの原因は、確かめていません(下の「なぜ切れたか」)。
何が起きたか(観察)
2026-10-12、認証が「再接続が必要」な状態の Gmail 認証情報で、Gmail トリガー(2分おきに、題名が条件に合うメールを確認)のワークフローを、公開しました。
| 操作・状態 | 結果 |
|---|---|
| ワークフローを公開する | 成功した(認証が切れていても、公開の時点では、エラーにならなかった) |
| 2分おきの確認 | 失敗し続けた。ログに、エラーが10回(7回は、上の文言。3回は、メッセージが undefined と出た) |
| n8n の「実行」の一覧 | 0件 |
| ワークフローの状態 | 「公開中」のまま |
つまり、公開しても、あとで静かに失敗するうえに、失敗が、実行として残らないので、「実行の一覧を見て、失敗の印を探す」やり方では、見つかりません。
直し方
- n8n の左のメニューから「Credentials」を開きます。
- 切れている Gmail の認証情報(名前は、たとえば「Gmail account」)を、開きます。
- 「Reconnect」(または「Sign in with Google」)を押して、Google の画面で、許可します。
- 認証情報の画面に、「Account connected」と出れば、つながっています。
直したあとの動き
- ログの同じエラーは、止まりました(約2.5分、見ていて、増えませんでした)
- 認証が切れていた間に届いたメールは、取れました(1件の観察です。切れている間に届いたメールが、再接続したあとの確認で、処理されました。途中で、Slack への投稿の設定の誤りで、1回失敗してから、取り直されています)。「切れている間のメールは、必ず取れる」とは、言えません
- 取れたメールの実行は、実行の一覧に、1件として残りました
なぜ切れたか(確認できていないこと)
同じ週に、Google のスプレッドシートの認証と、Gmail の認証が、どちらも、切れました。
Google のアプリの設定が「テスト」の状態のままだと、認証の更新用の鍵が、7日で切れる、と一般には言われています(筆者の環境では、確かめていません)。確かめるなら、Google Cloud の画面で見ます。
- Google Cloud の「APIs & Services」→「OAuth consent screen」(OAuth の同意画面)を開く
- 「Publishing status」(公開の状態)が、「Testing」(テスト)になっているか見る
「Testing」なら、切れる条件を満たしている可能性があります。「本番」に切り替えると、解消する可能性がありますが、審査や、確認の画面が出ることがあります(筆者は、試していません)。
パスワードの変更、権限の変更、Google 側での許可の取り消しでも、同じエラーになります(エラーの文言どおり)。
切れたことに、気づく仕組み
実行の一覧には出ないので、別の見張りが要ります。
- 認証の健康診断: 毎朝、各サービスに、軽い読み取りの呼び出しを1回ずつして、認証が通るかを確かめるワークフローを作りました(自動化の診断書)。このワークフローは、Gmail の認証が「再接続が必要」な状態を、最初の実行で、見つけました
- ログを見る: n8n を動かしている側(ターミナルなど)のログに、エラーが出ます
- エラー用のワークフロー: n8nのエラーワークフローは、失敗した実行があるときに動きます。今回のように、実行が作られない失敗で、動くかは、確かめていません
Zapier の側では、認証が切れたとき、どう知らせるかは、まだ試していません(n8nとZapierの違いで、n8n の側の観察を、比較に使っています)。
確認していないこと
- 切れた原因(Google のアプリの「テスト」の状態が原因だったか)
- 「本番」に切り替えたときの動きと、審査の有無
- エラー用のワークフローが、この種の失敗で動くか
- n8n の画面(ワークフローの編集画面)に、警告が出るか(筆者は、画面で確かめていません。ログと、実行の一覧だけで確認しました)
- n8n クラウドや、Gmail 以外の Google の認証(スプレッドシートなど)での同じ動き
- 「切れている間のメールが、必ず取れるか」(1件の観察です)
次に読む
- 認証と、実行回数を見張るワークフローは 自動化の診断書
- 失敗を知らせる仕組みは n8nのエラーワークフロー
- 1件の失敗で止めないやり方は n8nのエラー処理
- Zapier との、止まり方の違いは n8nとZapierの違い