初心者向け

n8nの日本語化はできる?

n8n の画面を日本語にできるのか。N8N_DEFAULT_LOCALE を日本語(ja)にして n8n 2.36.8 を起動し、ログイン画面を日本語のブラウザで開いて確かめました。設定は受け付けられるのに、画面は英語のまま。ブラウザの自動翻訳を使ったときに、「Executions」が「処刑」、「Claude Haiku 4.5」が「クロード俳句 4.5」になった件と、翻訳に頼らず英語の画面を読む方法まで、確認していないことも含めて書きました。

動作確認: — n8n 2.36.8(セルフホスト) / N8N_DEFAULT_LOCALE=ja / Google Chrome(日本語の設定)

「n8n の画面が英語で、読みにくい。日本語にできないか」。使い始めた人が、最初に調べることの1つだと思います。

先に結論です。

  • 公式のドキュメントには、画面の言語を決める設定(N8N_DEFAULT_LOCALE)があります。ただし、公式が用意している画面の翻訳は、英語だけだと、筆者は確認しました
  • 筆者が ja(日本語)を指定して n8n 2.36.8 を起動し、日本語のブラウザで開くと、設定は受け付けられたのに、ログイン画面も、ログインしたあとの画面(Overview)も、英語のままでした
  • ブラウザの自動翻訳は、使えます。ただし、ボタンやノードの名前が、別の意味に訳されることがあります。 筆者の画面では、「Executions」が「処刑」になりました
  • このため、翻訳は「読むとき」だけ使い、画面の名前を確かめるときは英語のままにするのが、安全でした

設定はある。でも、日本語は入っていない

n8n には、画面の言語を決める設定があります。公式のドキュメントでは、次のように書かれています。

  • N8N_DEFAULT_LOCALE:言語の識別子(ブラウザの Accept-Language と同じ形)。初期値は en
  • 地域つきの識別子(de-AT など)は、使えません
  • 英語以外にしたとき、画面の文字を、その言語で出し、訳がない部分は英語に戻る

(出典:n8n の公式ドキュメント「Timezone and localization environment variables」。2026年10月10日に確認)

公式のドキュメントには、どの言語が使えるのかを書いた一覧は、見つかりませんでした。

実際に、日本語にして起動した

自分のパソコンで動かしている n8n(2.36.8、セルフホスト)で、確かめました。

  1. 環境変数 N8N_DEFAULT_LOCALE を ja にして、n8n を起動する
  2. n8n が、設定を受け付けているかを、設定を返す画面(/rest/settings)で見る
  3. 日本語に設定したブラウザで、ログイン画面と、ログインしたあとの最初の画面(Overview)を開く

起動のしかた(npm で入れた n8n の場合)は、次のとおりです。

# Mac / Linux / WSL
N8N_DEFAULT_LOCALE=ja n8n start

# Windows(PowerShell)
$env:N8N_DEFAULT_LOCALE = 'ja'; n8n start

結果は、次のとおりです。

確かめたこと 結果
n8n が設定を受け付けたか 受け付けた。 設定を返す画面が、defaultLocale: "ja" と返した
日本語のブラウザで開いた、ログイン画面 英語のまま(Sign in、Email、Password、Forgot my password)
ログインしたあとの最初の画面(Overview) 英語のまま(Overview、Create workflow、Workflows、Credentials、Executions、Variables、Data tables)
インストールされた n8n の画面のファイルに、日本語の画面の文言があるか 「ワークフロー」という文字列で検索したが、見つからなかった
n8n のログイン画面。N8N_DEFAULT_LOCALE を ja にして起動し、日本語のブラウザで開いたが、Sign in、Email、Password、Forgot my password と、英語のまま表示されている
N8N_DEFAULT_LOCALE を ja にしても、日本語のブラウザで開いても、ログイン画面は英語のままだった(n8n 2.36.8)
n8n にログインしたあとの Overview 画面の上の部分。N8N_DEFAULT_LOCALE を ja にして起動しているが、Overview、Create workflow、Prod. executions、Failure rate、Workflows、Credentials、Executions、Variables、Data tables と、英語のまま表示されている
ログインしたあとの Overview 画面も、英語のままだった(同じ設定、n8n 2.36.8)

つまり、設定の名前は「日本語にできそう」に見えますが、日本語の翻訳そのものが入っていないため、英語のままになる、と筆者は読みました。公式の方針としては、コミュニティの書き込みに、「公式が用意しているのは英語だけ」という運営側らしき人の回答がある、という要約を読みました(1件で、原文は読んでいません)。

自分で翻訳を足す方法(筆者は試していない)

コミュニティでは、中国語の翻訳ファイルを、自分で n8n のソースに足して、ビルドし直した例があるようです。これは、公式の機能ではなく、n8n を自分でビルドする必要があるので、筆者は試していません。普通に使う目的なら、この方法はおすすめしません。

ブラウザの自動翻訳を使うとき:実際に起きたこと

n8n の画面を、ブラウザの自動翻訳(Chrome など)で日本語にして読むことは、できます。ただし、筆者は、翻訳のまま画面を撮ったり、名前を確かめたりして、困りました。

英語の画面 自動翻訳 起きたこと
Executions(実行の履歴の画面) 「処刑」 記事の録画で、画面に「処刑」と出ていた
1 item(1件のデータ) 「1点」 記事の本文の用語と、一致しなくなった
Other(その他) 「他の」 同上
Claude Haiku 4.5(AI のモデル名) 「クロード俳句 4.5」 n8n 公式テンプレートの審査の画面で、モデル名が別の語になった

固有名詞(ノード名、モデル名、画面の名前)は、翻訳の対象にならないのが望ましいのですが、機械翻訳は、それを見分けられません。

筆者のやり方

  • 翻訳は、説明を読むときだけ使う
  • 画面の名前を確かめるとき、画面を撮るとき、記事に書くときは、翻訳を切る(英語のまま)
  • ボタン名は、Execute step、Publish のように、英語のまま覚える

英語の画面を読むときの助け

  • このサイトの用語集:ワークフロー、ノード、トリガーなど、n8n の言葉を、日本語で説明しています
  • このサイトのノードの記事:よく使うノードの設定項目を、画面の英語のラベルのまま、日本語で説明しています
  • 画面のスクリーンショットを、AI に見せて、「この項目は、何をするのか」と聞く(筆者がよく使うやり方です。ただし、答えは、実際に動かして確かめてください)

確認していないこと

  • ワークフローの編集画面の中(ノードの設定など)は、日本語の設定で確かめていません。 確かめたのは、ログイン画面と、ログイン後の Overview 画面、画面のファイルの検索です
  • n8n Cloud に、言語を選ぶ画面があるかは、確かめていません
  • 公式が、将来、日本語の翻訳を足すかは、分かりません。この記事は、n8n 2.36.8 での確認です
  • ブラウザの自動翻訳は、Chrome の日本語の設定で、筆者が見た範囲の結果です。ブラウザや、翻訳の仕組みが変われば、結果は変わります

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